野島伸司とは
野島伸司さんは、新潟県出身のドラマ・映画の脚本家です。
作品の数々は、とても感動的なものが多く、ドラマの世界へ引き込まれます。
私は野島さん脚本のドラマはほとんど見た事があり、何度も繰り返し見てしまうほどハマってしまいました。
どの作品も順位がつけられないほど面白く感動的であり、全て傑作です。
その中でも私の最も泣ける最高の一作品をご紹介します。
「ひとつ屋根の下」
このドラマは、両親の死後離ればなれに暮らしていた兄妹達が、再びひとつ屋根の下で暮らすという家族愛をテーマにしたドラマです。
主人公で長男の柏木達也(江口洋介)が自身の結婚を報告する為に離れて暮らしていた弟や妹達を訪ねていく所からドラマは始まります。
再会を心待ちにしていた達也ですが、妹小雪(酒井法子)以外の兄妹は反応が悪く、達也は落胆してしまいます。
達也が最後に訪れた弟は末っ子の文也(山本耕史)の所でした。
文也は事故で歩く事が出来なくなり、車椅子生活をしていました。
それを見た達也は、黙って帰る事が出来ず、文也を引き取り一緒に暮らす事を決めました。
その事が原因となり、結婚は破談。
婚約者と暮らす為にと用意した家には、文也を心配した兄妹達が集まってきます。
達也の結婚が破談になった事を知った小雪は、柏木家の家事や達也の仕事を手伝うため、会社を辞めて柏木家に引越す事を決めました。
柏木家には兄妹が集まる事が多くなり、次第に他の兄妹達も一緒に暮らすようになりました。
そんな中、達也が再び恋に目覚めます。
その相手は、妹小梅のアルバイト先の先輩である登志子です。
彼女には子どもがおり、その上で結婚を考えている男性もいました。
その男性との結婚を考えている事を知る由もない達也は、登志子にプロポーズを決意しました。
しかし、プロポーズをする前に二人が結婚する事を知った達也は、黙って身を引き二人を祝福しました。
それでも内心はとても傷つき、悲しみでいっぱいです。
そんな傷ついた達也の様子を見ていた小雪は、自分の気持ちを打ち明け達也に結婚してあげると言いました。
小雪は柏木家の兄妹達とは血の繋がりはありません。
ずっと兄達也への想いを胸に生きてきた小雪でした。
しかし達也は、小雪を妹以上に考えた事はありません。
どうしても小雪の気持ちに応える事ができませんでした。
小雪の気持ちを知ってショックを隠しきれないのは、次男の雅也でした。
雅也は小雪が柏木家に来た時から、ずっと小雪だけを見ていて愛してきました。
離ればなれで暮らしている間もその気持ちが変わる事はありませんでした。
雅也も小雪に自分の気持ちを打ち明けます。
達也をずっと想い続けている小雪は、雅也の気持ちに応える事はできませんでした。
雅也は小雪の気持ちを優先し、身を引く事を決めました。
このドラマの見所は、達也、雅也、小雪の三角関係の行方です。
一途に小雪を想う雅也の気持ちに応えてほしいと、視聴者の誰もが思っていたのではないでしょうか。
達也は他の兄妹と同じように小雪も家族の一員、6人兄妹の妹としか思っていないので、今後も恋愛に発展するとは考えにくいです。
そんな達也の気持ちに変化が見られた場面があり、すごく印象に残っています。
それは、続編の「ひとつ屋根の下2」で小雪が白血病になり入院している時、達也はふと見かけたウェディングドレスを買った所です。
そのウェディングドレスは、まだ幸せを掴んでいないという小雪の為に達也がどうしても着せてあげたいという思いから購入しました。
「相手は誰ですか?」との問いかけに、達也は「小雪が望む人」と答えました。
この時の達也の気持ちは、小雪が達也との結婚を望むのなら女として見て愛してあげたい、そう気持ちに変化が生まれていたように感じました。
しかし、小雪が実際に選らんだ相手は雅也でした。
闘病中もずっと支えてくれて、愛し続けてくれた雅也に気持ちがある事に小雪は気付いたのでした。
この結末は、いい意味で裏切られたと思いました。
雅也は小雪の人生を達也に託そうとしていた事も見てとれたので、最高の結末になったと思います。
「ひとつ屋根の下」はとても感動的で、色んな事を考えさせられるようなドラマでした。
このドラマだけでなく、色んなテーマを持つ野島作品は、どれも思い出深いものばかりです。
こんな素晴らしいストーリーを考えられる野島伸司さんは、本当にすごい脚本家だと思います。
涙なしで見られないドラマをもっともっと見たいです。
今後もご活躍を期待しています。
連続ドラマの内容
野島伸司さんの1998年から2000年までの連続ドラマの内容です。
君が嘘をついた(1988年、フジテレビ)
愛しあってるかい!(1989年、フジテレビ)
すてきな片想い(1990年、フジテレビ)
101回目のプロポーズ(1991年、フジテレビ)
愛という名のもとに(1992年、フジテレビ)
高校教師(1993年、TBS)
ひとつ屋根の下(1993年、フジテレビ)
この世の果て(1994年、フジテレビ)
人間・失格〜たとえばぼくが死んだら(1994年、TBS)
未成年(1995年、TBS)
ひとつ屋根の下2(1997年、フジテレビ)
聖者の行進(1998年、TBS)
世紀末の詩(1998年、日本テレビ)
リップスティック(1999年、フジテレビ)
美しい人(1999年、TBS)
現在、35歳以上の人は人生に衝撃を与えたドラマもあったはずです。
1995年前後のドラマの内容は、今では放送できないほどの社会現象を起こしましたね。
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