平成が終わろうとしています。
ここ数年、テレビ業界ではまさかの事態が続いてきました。
まさかあの長者番組が終わるなんて…、まさかあの歌手が引退するなんて…、まさかあのグループが解散するなんて…。
まさか続きの芸能界のニュースや、真相に深く斬り込んでいこうと思います。
目次
〈笑っていいともやめちゃイケ終了〉
お昼になると必ず見ていた笑っていいとも。
この曜日のメンバーが面白いなとか、今日のテレフォンショッキングは誰だろうと見るのが、当たり前だった毎日でした。
笑っていいともに出演している人は、皆タモリさんが大好きで最終回には、明石家さんま・とんねるず・ダウンタウン・ウッチャンナンチャン・ナイナイ他全員が駆けつけました。
タモリさんへの手紙では、涙が止まらない人が続出するなか、タモリさんは優しく微笑み耳を傾けていました。
香取慎吾さんは「SMAPでも、笑っているのが辛くて、いいとも!って笑うのが辛い日もあって。でもここに来ると笑っている自分がいました。タモリさんは絶対に怒りません。怒られた事がありません。そもそも何で終わるんですか」と、感情を抑えきれなくなってしまいました。
めちゃイケが終わることが決まった時、めちゃイケらしく終活ならぬ臭活をお台場で実施。
最後まで笑いを目指しためちゃイケでしたが、最終回で岡村さんは「最終回を経験するのは初めてだから」と、涙が止まらなくなってしまいました。
最後のシーンでは、笑って想い出のお台場の海岸をめちゃイケメンバー皆で走り抜けました。
私達視聴者の胸がキューっと締め付けられる、偉大な平成の2番組の最終回でした。
〈みんなに愛されたSMAP解散〉
まさか、こんなことが起こる日が来ると誰が予想していたことでしょう。
初めはあらゆる情報が錯綜し、生放送でSMAPが謝罪する事態にまで発展しました。
ニュースが出たときに、本当に日本中に動揺が走り、嘘であってくれ解散しないでくれと日本中が願いました。
SMAPの魅力は、アイドルなのに本当に明るく面白いところ。
もう5人の姿が一緒に見られないなんて、本当に辛く悲しい解散でした。
色々な報道が駆け巡る中、SMAPが親のように慕うタモリさんが異例の直筆メッセージを出しました。
「スマップは立派だよ。小さい時からずっとずっとメンバーみんなで力を合わせて、これだけ長い間一生懸命に走ってきたんだ。それだけで十分じゃないか。彼らが残したもの、彼らが人々に与えてくれたものを考えれば、誰でもみんなありがとうという感謝の言葉しかないんじゃないかな。人生に勝敗なんてないしどっちがいいとか悪いとか、そんな判定みたいなことどうでもいいんだ。」
SMAPの皆さんはこれを読んだとき、どんな気持ちになったんでしょう。
きっと涙がとまらなかったことでしょうね。
迎えたSMAP×SMAPの最終回、最後に5人は歌を歌いました。
今まで私達が見たSMAPとは明らかに違う表情で、中居正広さんは涙を抑えることが出来ずうつむいてしまいました。
木村拓哉さんと香取慎吾さんの表情が険しく、苦しい心情が伝わってきました。
〈努力をやめなかった歌姫安室奈美恵さん引退〉
安室奈美恵さん引退の報道が出たのは、引退をするちょうど1年前でした。
安室奈美恵さんといえば、90年代小室ファミリーとして代表的な歌姫。
ただその歌手人生は、平坦なものではありませんでした。
歌手としてピークを迎えた時、妊娠が発覚して1年間休業をします。
当時を振り返り、安室さん自身深くは考えていなかったと言います。
その頃、世間には宇多田ヒカルさんや浜崎あゆみさんの登場により、歌姫の位置に変化が表れてしまいます。
復帰してしばらくすると、安室さんのお母さんに不幸な事件が起き、亡くなってしまいました。
事件直後にHEY!HEY!HEY!に出演した時は、さすがの松本人志さんも「からみずらいわぁ」と言うほど、とても痛々しかったです。
安室さんの肩には「母の愛は私と一緒に生きている・私の心の中で永遠に・安らかに眠れ」と掘られていました。
お母さんの生年月日、亡くなった日を刻み本当に辛く悲しい出来事を、乗り越えるために頑張ろうとしている決意が伝わります。
歌手として需要がなくなってからも、安室さんは塞ぐことなく、前に前に進みつけました。
お人形のような完璧なルックスと、洗練された楽曲で「安室奈美恵」は見事に復活をとげ、日本の永遠の歌姫の地位を獲得しました。
そんななかでの、潔すぎる引退の二文字はなんて安室奈美恵さんらしいんでしょうか。
最後に久しぶりに紅白歌合戦に出演した時、安室さんはポロポロ涙が止まらなくなってしまいます。
どんなに辛く、どんなに孤独で、どんな日々を越えてきたのか想像も出来ません。
最後に「世界の果てまでイッテQ!」に出演し、大笑いしているのが本当に可愛らしかったです。
これからは自由に素敵な人生をゆっくり過ごして欲しいですね。
平成を駆け抜けた歌手、笑わせてくれた番組を新しい世代は見ることも知ることもないなんて、時代の流れは切ない物です。
でも彼らが私達に残してくれたものは、一生消えない宝物だということに、一生変わりはありません。