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レブロンの最大のライバル
現在のNBAで絶対的な存在と言えば、もちろんレブロンジェームズです。
最近では、神様マイケルジョーダンよりも上ではないかという話がでるほど、レブロンジェームズがNBAに残した功績は大きいです。
レブロンジェームズが、マイケルジョーダンより確実に劣っているという点は、優勝の回数です。
マイケルジョーダンは6回、レブロンジェームズは3回なのです。
ちなみに、レブロンジェームズは9回NBAファイナルまで行って、3回優勝、マイケルジョーダンは、6回NBAファイナルに行き、6回優勝です。
このように、1人の選手の残した功績を考える上で、優勝回数はやはり大きな理由の一つとなります。
マイケルジョーダンには及ばないとしても、レブロンジェームズは、ほぼ毎年プレイオフに出場し、3回優勝しました。
その、レブロンジェームズは、近年最大のあたり年と言われている、2003年のドラフトです。
その年は、彼以外にも、ドゥウェインウェイド、クリスボッシュ、ちょっと地味な選手だと、カークハインリックや、ルークリドナー、ケンドリックパーキンスなどがいます。
そして、この年、レブロンの1番のライバルと言われいたのが、カーメロアンソニーなのです。
もちろん、レブロンジェームズが1位、2位は、なぜだかダーコミリチッチというほぼ活躍せずにNBAを去った選手でピストンズが指名ました。
カーメロアンソニーは、3位でナゲッツに指名されました。
最近になって、もしも2位でピストンズに指名されていれば、ピストンズはあと何回か優勝できかもしれないという話が出るほど、カーメロアンソニーはすばらしい選手です。
ただ、マイケルジョーダンや、レブロンジェームズとは違い、優勝や勝ちには全く恵まれませんでした。
今思えば、このドラフトの3位指名がすでに悲運だったのかもしれません。
レブロンジェームズと同じくらい活躍
ルーキーイヤーから、カーメロアンソニーもレブロンジェームズもいきなりすさまじい活躍を見せました。
レブロンは、20点5リバウンド5アシスト以上を記録し、カーメロアンソニーも平均21.0点を記録しました。
ルーキーオブザイヤーはレブロンジェームズが獲得しましたが、同じぐらい良い成績です。
この頃は、レブロンジェームズのキャバリアーズと、カーメロアンソニーのナゲッツの対決は、かなり注目されていました。
このキャリア序盤には、レブロンジェームズもカーメロアンソニーも個人としてはかなり良い成績を収めても、チームはプレイオフでは出場する事はできても勝ってチャンピオンまでなかなか行けないという感じでした。
この頃は、西のカーメロアンソニー、東のレブロンジェームズぐらいの感じで、2人のファイナルでの対決を望んでいるファンも多かったです。
さらに、全盛期のカーメロアンソニーは得点を取る能力では、レブロンジェームズもよりも上で、同じレベルにいるは、マイケルジョーダン、コービーブライアント、ケビンデュラントぐらいではないでしょうか。
そのくらい凄まじい活躍でした。
キャリア中盤には差
NBAの歴史の中では大きなことなのですが、レブロンジェームズは、キャバリアーズを去り、マイアミヒートでドゥウェインウェイドとクリスボッシュとBIG3を形成します。
その4年間で4度ファイナルに行き、2度の優勝を成し遂げ、シーズンMVPやファイナルMVPを獲得し、マイケルジョーダンに並ぶ選手であるという評価に変わっていきました。
一方で、カーメロアンソニーはアレンアイバーソンや、チェウシービラップスなどとナゲッツで奮闘はするものの、チャンピオンには程遠いという感じでした。
結局ナゲッツ時代には、カンファレンスファイナルに進出したのが最高で、新天地を求め、ニューヨークニックスにトレードで移籍しました。
この頃からニューヨークニックスはずっと弱かったのですが、カーメロアンソニーが加入した事で強いチームに生まれ変わるのではとかなりの注目を浴びました。
HCも、フィルジャクソンや、マイクダントニーなどNBAでもかなり有名なHCが就任しましたが、結局うまくは行きませんでした。
ただ、カーメロアンソニー個人としては、持ち前の得点力で25点前後の平均点を常に記録していました。
それでもチームが強くなる事はなかったです。
このカーメロアンソニーのニックス時代の間に、逆にレブロンジェームズはヒートで2回、キャバリアーズに戻って1回、更には、ヒートとキャバリアーズですべてのシーズンでNBAファイナルまで登り詰め、NBA1番の選手であることを証明しました。
キャリア終盤で大きな差
その後、レブロンへジェームズははレイカーズへ行き、昨シーズンはケガもあり、連続NBAファイナルは途切れてしまったが、今シーズはアンソニーデービスの加入もあり、優勝候補の筆頭で、4度目の優勝も見える位置にいます。
カーメロアンソニーはというと、ニックスから、サンダーへ行き、更には、ロケッツに行き、解雇されてしまいます。
理由は、逆に得点力の高さが、あだとなってボールを持ちすぎるため、チームとして機能しないというものだった。
サンダーでは、ラッセルウエストブルックとポールジョージ、ロケッツではジェームズハーデンとクリスポールに次ぐ、3番手スコアラーという事を受け入れられなかったのです。
ロケッツで解雇されてから、1年以上所属チームが見つからないという状況でした。
現在は、ポートランドトレイルブレイザーズでダミアンリラード、CJマッカラムにつぐ3番手としてまずまずの活躍を見せている。
レブロンジェームズ
レブロンジェームズは今年も優勝候補で、MVP候補としてプレイしているし、3度の優勝を果たしました。
本当にNBAの歴史でも1番2番の選手になりました。
2人の違いは、やはり、チームを勝たせられなかったというか、勝てるチームにいけなかったことです。
選手としての能力は、ある時点ではカーメロアンソニーの方が上だったと感じています。
だからこそ、カーメロアンソニーは悲運のスコアラーなのです。
最後に、キャリアの得点では、2万5千点超えて歴代では、18位になっています。
一方のレブロンジェームズは3万3千点を超え、コービーブライアントを抜き歴代3位になっています。